DOLK

Story

ドールが人間の生活の一部として
大量に普及しているこの世界。
用途は様々だが、肉体労働や看護、子供の世話、
モデルなどの人間のルーチンワークを
代わりに実行する「ドール」や、
人と円滑にコミュニケーションをとれる「ドール」は
生活の質を高めるパートナーとして普及している。

それを作り出すドール職人は最先端の技術職であり、
その技術を磨くことは立身出世に
欠かせない社会となっている。

拡大

ドール職人を養成する全寮制の学校

bateau de l'âme魂の船

そんなドール職人を養成する全寮制の専門学校「バトー・デ・ラム」に 主人公・ソレイユが入学してくるところから物語は始まる。

この学校の創始者は『プラチナドール』と呼ばれる、 ドールの中でも最上級とされる美しく精巧で、“自我”を持つ人間そっくりのドールの生みの親であるとされているが、 その実在については噂話が先行しており、実態は謎に包まれている――

ソレイユ少年の家は貧しくドールを所持していないが、記憶の中に見たプラチナドールに、並々ならない憧れを抱いていた。新聞配達をしながら一家の生計を立て仕事に追われる毎日。自分のドールを持つなど、夢のまた夢。

そんなある日、最愛の兄マチスに背中を押され、ドール職人養成学校「バトー・デ・ラム」の入学願書を提出し、見事合格。ソレイユはバトー・デ・ラムの「メンテナンス科」に所属することになった。

入学後、寮で同室になった上級生の少年・イヴ。イヴはソレイユの熱意に圧されて、知識に乏しく、うまく作ることができないソレイユをイヴは手取り足取り教えてくれる。

そして、ある日衝撃の事実を告げる。

「……プラチナドールは、存在しない」
彼はそう告げた。

イヴにはある秘密があった。

プラチナドールの自我-魂-の秘密

…学校の謎やプラチナドールの真相に迫る。

Novel

「Gymnasium × Doll × Mystery」
ドールを題材にした本格小説コンテンツ始動。

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